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「どうぶつ健康通信」ワンちゃん版9月号★ワンちゃんの狂犬病★

2014/09/09(火)どうぶつ健康通信

FZ099


★もくじ★


○狂犬病って何?


○狂犬病はどんな症状が出るの?


○狂犬病ワクチン接種は本当に必要?


 


ワンちゃんの狂犬病


担当獣医師:近森 明香


毎年狂犬病のワクチンを打っているけど・・・狂犬病について実はよく知らないという方は

多いのではないでしょうか?

9月28日は、狂犬病ワクチンを開発したパスツールの命日であることから「世界狂犬病デー」として、

様々なイベントが世界中で行われます。

今月は、狂犬病についてお話したいと思います。


 


◇◆◇◆狂犬病って何?◇◆◇◆


狂犬病は、人を含むすべての哺乳類が感染する感染症です。

狂犬病ウイルスを保有するどうぶつに咬まれたり、引っ掻かれたりすることで感染し、

発症します。世界では、ほとんどの地域で発生していて、毎年5万人以上が亡くなっています。


現在、日本は数少ない狂犬病清浄地域で、1957年以降狂犬病の発生はありませんが、

それ以前は日本でも流行していました。

他に狂犬病が発生していない地域にはアイルランド、ノルウェー、オーストラリアなどがあります。


 


◇◆◇◆狂犬病はどんな症状が出るの?◇◆◇◆


狂犬病という言葉を聞くと怖いイメージがありますが、

どんな症状が出ると思いますか?


人では感染してから、症状が出るまでの期間(潜伏期間)は1~3ヶ月間です。

症状は発熱、食欲不振が起こったのち、徐々に麻痺、精神錯乱などの神経症状が起こり、

わずか10日程度でほぼ100%が死に至ります。

発症した後の有効な治療法はありませんが、咬まれた直後であれば

ワクチンによって治療をおこなうことが可能です。


ワンちゃんの潜伏期間は2週間~2ヶ月で、発症すると、性格の変化、

音に対して過敏反応する、下顎下垂、最終的には昏睡状態になり、人と同様100%死亡します。


人もどうぶつも狂犬病を発症すると有効な治療法がなく、最も怖い病気の一つです。


 


◇◆◇◆狂犬病ワクチン接種は本当に必要?◇◆◇◆


動物病院に勤めている時に、「狂犬病ワクチンって、別に打たなくてもいいですよね?」

と飼い主さんに聞かれることがありました。


日本で狂犬病発生がないのであれば、ワクチン接種をしなくても問題ないのでは?

と思われるかもしれません。

しかし、実際はそうではありません。


私はこのように答えていました。

「ワンちゃんへの狂犬病ワクチン接種は、法律(狂犬病予防法)で義務付けられています。

それは、もし狂犬病が日本で発生した時にワンちゃんや人を守るために絶対に必要だからです。」


昨年、日本と同じ島国で、長年、狂犬病が発生していなかった台湾で、半世紀ぶりに狂犬病が発生しました。

日本でも、いつ狂犬病が発生してもおかしくはありません。

万が一の狂犬病の侵入に備え、ワクチン接種をしっかりおこなうことが重要です。

私たち自身や大切なわが子を狂犬病から守るために、狂犬病予防注射は1年に1回かならず接種しましょう。

※接種については、かかりつけの動物病院さんにご相談ください。


【最後に】

人は狂犬病流行地へ行く際、渡航前にワクチン接種しておくことが勧められています。

また、海外では不用意に動物へ近づかないよう注意しましょう。