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「どうぶつ健康通信」ワンちゃん・ネコちゃん共通 2015年11月号★知っておきたいお薬の話★

2015/11/18(水)どうぶつ健康通信

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★もくじ★


○薬には、主作用と副作用があります


○薬には、飲み合わせがあります


○お薬手帳をつけましょう


 


知っておきたいお薬の話


担当獣医師:兵藤


◇◆◇◆薬には、主作用と副作用があります◇◆◇◆


「頭痛をとめる」「かゆみをおさえる」…薬によって目的はさまざまですが、

その目的こそが薬の「主作用」です。ただし特に飲み薬の場合、

薬は体に吸収されて全身にいきわたるので、効いてほしい場所以外にも

作用することがあります。これが「副作用」です。

また、薬は、いわゆる「有効成分」だけでできているのではありません。

錠剤の形にするため、飲みやすくするためと理由はさまざまですが、

「有効成分」以外の成分も含まれています。

この成分が、望ましくない「副作用」を引き起こすこともあります。


◇◆◇◆薬には、飲み合わせがあります◇◆◇◆


人間の場合、たいていの薬は水で飲むこと・お茶やジュースではNGとされます。

お茶やジュースに含まれる成分が薬の作用の邪魔をしたり、副作用をひきおこしやすくなることがあるためです。

これは、薬同士にも同じことが言えます。病院で「服用中の薬はないですか?」と聞かれるのはそのためです。

動物病院で診療を受ける際に、飲んでいる薬がある場合は、かならず獣医さんに申し出てください。


◇◆◇◆お薬手帳をつけましょう◇◆◇◆


ご自身のお薬手帳を持っているという方もいらっしゃると思います。

処方箋薬局で薬を出してもらう際、薬の情報を記録するものです。

万が一、薬で副作用が出たような場合は、その薬自体やその薬と

同じ成分を避けて処方するということが可能になります。

動物病院の場合、診察の後に病院で薬も一緒に出してもらうことがほとんどです。

薬を飲ませるよう指示をもらったけれども、どんな薬なのかわからない…ということはないでしょうか。

かかりつけの病院に通院している場合、カルテを見ればわかりますが、

引越しで転院したり、別の病院に行く場合、これまでの薬の情報があると無いとでは、

獣医さんの薬の選びやすさが格段に変わりますし、どうぶつへの負担も最小限に抑えることができます。

特に体が小さい子の場合には、1錠を小さくカットした薬が出されることもあり、

製品名がわからないというケースもあるかもしれません。

そんなときは、遠慮せず獣医さんに聞くことをおすすめします。


予防関連の薬をはじめ、ケガや病気の治療薬など、日々使用する薬はさまざまです。

正しい知識をもち、正しく使うことが、薬の効果を最大限に発揮させることにつながります。

ぜひご自身のためにも、わが子のためにも、正しい使い方を心がけていただければと思います。