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「どうぶつ健康通信」ワンちゃん・ネコちゃん共通 2016年2月号★ワンちゃん・ネコちゃんの風邪★

2016/02/29(月)どうぶつ健康通信

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★もくじ★


○ワンちゃんの風邪


○ネコちゃんの風邪


○注意点


○予防


 


ワンちゃん・ネコちゃんの風邪


担当獣医師:金本


まだまだ寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


風邪・インフルエンザなどにかかられていないでしょうか?


寒くて乾燥したこの季節は、ワンちゃん・ネコちゃんも風邪をひきやすく なります。


今回はワンちゃん・ネコちゃんの風邪についてお話しします。


人間の風邪はワンちゃん・ネコちゃんにはうつりません。


ワンちゃんの場合、ウイルスが原因で呼吸器症状を示す感染症として 「犬伝染性気管支炎」があり、


一般的に「ケンネルコフ」と呼ばれています。


ネコちゃんの場合は、「猫ウイルス性鼻気管炎」があります。


 


◇◆◇◆ワンちゃんの風邪◇◆◇◆


「コフ=咳」というように、主な症状は咳です。 免疫力の低い子犬でかかりやすく、


特に他の細菌との混合感染がある場合には、 鼻汁や肺炎などの症状を示し、重症化することがあります。


しかし、健康な大人のワンちゃんの場合は、ほとんどかかりません。


 


◇◆◇◆ネコちゃんの風邪◇◆◇◆


結膜炎、角膜炎による目の充血・涙・目ヤニなどの症状や鼻汁などが中心です。


混合感染している病原体の種類によって、口内炎、肺炎など様々な症状を 引き起こす場合があります。


ワンちゃんと同様、免疫力の低い子猫でかかりやすい傾向にあります。


 


◇◆◇◆注意点◇◆◇◆


ワンちゃん・ネコちゃんの風邪が疑われる場合であっても、人間用の風邪薬を 与えないようにしましょう。


思わぬ副作用が出てしまう場合があります。


大人のワンちゃん、ネコちゃんが風邪で重症になることはまれですが、 似たような症状を示す他の病気もあります。


早めに獣医さんに診てもらうと 安心です。 特にワンちゃんは、首輪やリードによる気管の圧迫、運動、興奮などが


呼吸器 症状を悪化させてしまう場合があります。元気になるまでは、しばらくの間、 安静を心がけて下さい。


 


◇◆◇◆予防◇◆◇◆


ワンちゃん・ネコちゃんの風邪の原因となるウイルスに対しては、


ワクチンによる予防・症状の軽減が可能です。


また、ワンちゃんやネコちゃんの風邪のウイルスを人間が運んできてしまう ことがあります。


野良猫に触ったり、風邪にかかっているワンちゃん・ ネコちゃんをお迎えしたときは、


先住の子にうつさないよう、こまめな手洗い 食器類の洗浄などを心がけましょう。


ワンちゃん同士・ネコちゃん同士でうつってしまうこともありますので、


風邪にかかっている間は、他の子との接触は避けてください。


その他、十分な換気、保温・保湿(気温20~25度、湿度50~60%程度に保つ ことが推奨されます)


しっかりと水分・栄養を摂ること、ストレスを避ける ことは予防や風邪を早く治すためにも大事です。


ワンちゃん・ネコちゃんの風邪は予防することのできる病気です。 しっかり対策して、冬を乗り切りましょう!