「どうぶつ健康通信」ワンちゃん版5月号★5月はお出かけシーズン車酔いに注意!
2014/05/01(木)どうぶつ健康通信
★もくじ★
○車に乗る前にトレーニング
○飼い主さんが気を付けること
○車酔いになってしまったら・・・
○STOP熱中症「車において行かないで!」
『愛犬と旅行?・・・気をつけるポイントおしえます。』
http://www.anicom-sompo.co.jp/special/images/asnews_004.pdf
※特に咬傷事故・誤飲事故には要注意※
咬みつき事故、誤飲事故は気を付けていても起こることがあります。
咬み癖、誤飲癖がある場合はマスク(口輪)を装着することでわが子を守ることができます!
5月はお出かけシーズン 車酔いに注意!
担当獣医師:関根
「連休は田舎へ帰る予定ですが、長時間車に乗せても大丈夫?車酔いしやすいから心配で…」
ミニチュア・シュナウザーのメイちゃん(1歳・女の子)は初めての長距離ドライブ。
「ちょっとそこまで」のドライブでも酔いやすいメイちゃんに
飼い主さんも心配の様子。なにかよい方法はないかご相談を受けました。
大型連休になるとワンちゃんと一緒にお出かけする機会も多くなりますね。
ワンちゃんと一緒に遊んだり、宿泊できる施設も増えてきて、
車で遠出する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こんなときに心配なのがワンちゃんの車酔い。
車酔いの症状としては、
■吐いてしまう
■あくびが多くなる
■落ち着きがなくなる
■よだれが多くなる
などがあります。
今回は、車酔いしないためのワンちゃんのトレーニング法、
飼い主さんが気を付けること、車酔いしてしまった場合の対処法についてご紹介します。
◆◇◆◇◆車に乗る前にトレーニング◆◇◆◇◆
1.車に慣れる
まずは車に慣れて、好きになってもらうことから始めましょう。
最初は止まっている車の中で遊ぶことから始めます。
2.近距離、そして長距離のドライブへ。
「車に乗るのは動物病院に行く時だけ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうすると、ワンちゃんは「車に乗るとイヤなところへ行く」という
イメージを持ってしまいます。
近くに遊びに行く場合でも、車に乗せて、「車=イヤなところへ行く」という
イメージを払ってあげてください。
3.当日は・・・
車に乗る前にお腹がいっぱいだと、車に酔いやすくなります。
しかし、からっぽでも逆効果。
食後すぐの乗車は避け、2時間程度空けるとよいでしょう。
酔いやすい場合には、動物病院でワンちゃん用の酔い止め薬をもらっておきましょう。
◆◇◆◇◆飼い主さんが気を付けること◆◇◆◇◆
1.できるだけ安定した運転を
車酔いの一番の原因は“揺れ”です。
ワンちゃんは、車の中で自由にしているよりも、
きちっと固定されていた方が酔わないといわれています。
車の中では、キャリーバックに入れ、シートベルトで
固定するとよいでしょう。
キャリーバックに入らない大型犬の場合は、ワンちゃん用のベルトを使い、
安定した体勢を保ってあげましょう。
また、乱暴な運転は激しい振動につながります。
急発進・急ブレーキをしないよう、人にもワンちゃんにも優しい運転を心がけましょう。
2.ニオイに注意
人間よりもニオイに敏感なワンちゃんは、ニオイに酔ってしまうことも・・・。
香水や整髪料、色々な食べ物のニオイが混ざってしまったら、
人間でも気分が悪くなりますよね。お出かけ前に車の大掃除をして、
人もワンちゃんも清々しい気分でドライブしましょう。
◆◇◆◇◆車酔いしてしまったら…◆◇◆◇◆
しっかりと対策していても、車酔いしてしまうことがあるかもしれません。
車酔いしてしまっても、ワンちゃんを叱らないようにしましょう。
叱られると、ワンちゃんは悪いことをしてしまったという気持ちになり、
車に乗ることを嫌いになってしまいます。
「車酔いかな?」と思ったら、すぐに休憩をとって、外の空気を吸わせ、
お水をすこし飲ませてあげましょう。
最近はドッグランが併設されているサービスエリアも多いので
お出かけ前に情報を調べておくとよいですね。
楽しい旅行、車酔いでつらい思いをしないよう
ワンちゃんも飼い主さんも事前の準備をしっかりしましょう。
【ワンちゃんとのお出かけについて詳しくはこちら】
http://www.anicom-page.com/labo/2009/10/post-282.html
【ワンちゃんとのお出かけに嬉しい優待「どうぶつライフサポートサービス」】
http://www.anicom-page.com/support/index.html
◆◇◆◇◆「車において行かないで!」◆◇◆◇◆
だんだん暑くなってくるこの時期、熱中症にも注意しましょう。
車でお出かけ中「わが子を車において、ちょっと買い物へ」は絶対にしてはいけません。
外気温が23度でも車内は49度に、ダッシュボードの上は
71度にもなると言われています。
エアコンをつけていても、40度近くに上昇することもあります。
「暑い!」「行かないで!」とどうぶつたちは伝えることができません。
車にどうぶつを置いて出かけるのは、たとえ数分でも絶対にやめましょう。
【熱中症対策はこちらから「STOP熱中症プロジェクト」】
http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/