「どうぶつ健康通信」ワンちゃん・ネコちゃん共通 2015年9月号★動物愛護週間にあたって★
2015/10/06(火)どうぶつ健康通信
★もくじ★
○動物愛護週間はどんなことをするの?
○動物の愛護及び管理に関する法律とは
○動物愛護法の歴史
○飼い主が守るべきこと
動物愛護週間にあたって
担当獣医師:北村
◇◆◇◆動物愛護週間はどんなことをするの?◇◆◇◆
国、地方自治体、各関係団体が協力して、動物の管理や愛護について
広く知ってもらうために様々な行事が行われます。
○動物愛護週間ポスター
動物愛護週間に合わせて、毎年ポスターのデザイン絵画を公募しています。
○動物愛護フェスティバル
長寿動物の表彰・写真コンテスト・動物ふれあい広場・しつけ教室
乗馬体験・介護犬の紹介・獣医師による健康相談など各地で様々な
イベントが行われています。
私は以前、盲導犬に関わるイベントのお手伝いをさせていただきました。
常に状況を察知しつつ、飼い主さんに寄り添ってお仕事をしている盲導犬
そしてパートナーに的確な指示を出し、身を委ねている飼い主さんの様子に
ハーネスで繋がった一人と一頭の強い心の絆を感じました。
この時に出会った方とは今でもお手紙のやり取りがあるなど、とても
素敵な経験をさせていただきました。
動物と人が集まるところにはたくさんの笑顔があふれています。
動物と人との交流だけでなく、動物を通じて人と人との交流が生まれ
笑顔につながります。
上野恩賜公園では、今年はトークショーやクイズ大会などが行われます。
http://www.doubutsuaigo.net/index.html 動物愛護週間中央行事実行委員会HP
ぜひ、皆さまの地域で行われているイベントなどに参加してみてください。
新たな発見や、出会いがあるかもしれません。
◇◆◇◆動物の愛護及び管理に関する法律とは◇◆◇◆
動物愛護週間は、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」により
「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての
関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける。」ことから
始まりました。
この「動物愛護法」には主に二つの目的があります。
それは、「動物の愛護」と「動物の適切な管理を行う」という事です。
◇◆◇◆動物愛護法の歴史◇◆◇◆
明治時代、ワンちゃんネコちゃんを飼う家庭は今ほど多くありませんでした。
一方、輸送手段として飼われていた牛や馬の扱いが悪く、警察犯処罰令として
「公衆の目に触れるべき場所における牛馬等の虐待の防止」が提唱されて
いました。
当時は、動物を護るというよりも、虐待を見ることで害される人間の感情を
守ることが第一の目的でした。
時間の経過とともに対象動物の範囲が拡大し、また、国民の動物愛護の精神が
広まり、現在のように法令化されました。
◇◆◇◆飼い主が守るべきこと◇◆◇◆
動物愛護法では、飼い主の方、またはこれから動物を家族に迎える方に守って
ほしいことが定められています。
○動物の習性等をただしく理解し、最後まで責任をもって飼いましょう
○人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけることのないようにしましょう
○動物による感染症の知識を持ちましょう
○むやみに繁殖させないようにしましょう
○迷子を防ぐため、所有者を明らかにしましょう
すべてご存じで当たり前かもしれませんが、これを機に、今一度
私たち人間にとってかけがえのない存在であるどうぶつのことを
考えてみてはいかがでしょうか。
参考
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html 環境省自然環境局HP
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